さる2016年6月28日、"Boundary Original Soundtrack"のDarkened Red収録曲の部分が公開されました。

基本的には過去のパラデータを掘り出してミックスしなおしたり、
それができないものはせめて仕上げだけやり直したりと、
あまり昔に作ったものを再び触る暇がなかったので、なかなか楽しい作業でした。
きっとそのうちHeavenly Orange収録曲とEvergreen Destruction収録曲の部分も公開できるでしょう。
ごゆるりとお待ちください。
…さて、Boundaryの収録曲はあまりクオリティが高くないとは自認してはいるのですが、
それでもボツ曲はあります。
その理由もいろいろあって、単純にクオリティがいくらなんでも論外すぎる曲もあるのですが、
もっと違う理由でボツになった曲もあります。

ということで、サントラ公開記念ということで、「ボツ曲の供養」と銘打って、
文字だけですが色々と紹介していこうと思います。
公開記念なら1か月も間をあけるなよ。
・Bryce
M01Dで作ったハッピーハードコアの楽曲です。
Heavenly Orangeから収録曲の傾向を商業音ゲーに寄せた(つもりな)のですが、
その時ハードコア祭り(※注1)をするために作ったうちの一曲です。
なのですが、どうしてもピアノが鳴っているだけになってしまい、他の曲もそんな感じでした。
加えて、「パッケージを引っ張れる超キャッチーな曲が欲しい」と思い、
それにはハードコア祭りのための楽曲群では力不足だと感じ、
結局のところEvery Little Symbolに一本化されました。

・2014年エイプリルフールパケのうち、まだBoundaryで復活してない曲
これを言って通じる方がどれくらいいるかわかりませんが、一応宣言しておきます。もう復活しません。
多少個別に説明すると、
・コロブチカ(テトリスのアレ)は実社会の知り合いが授業でテトリスクローンを作った時のBGMの流用
・RuralとOils and Bravesはフェードアウト以外に編集の仕方が思いつかない
・遅いMachinary Loveは「おじゃまを再現したんだしおじゃま使えばいいじゃん」という発想
・後はクオリティ的に「4/1だから許されるネタだ」ということにしたかった
という感じです。

・Loki the Trickster
大雑把に言うと今のThe Malicious Nagaのポジションでした。
いくらオマージュしたといっても、メロディがToyMusicalの某曲そのまんますぎたのでボツ。

・Mozu
うちのパッケージではトランスコアは割と貴重なのですが、諸々の意図があって入れないことにしました。

・Tim-Pum-Cam-Pum pt.2
赤Boundaryのアレのアレンジです。
最近旧曲のアレンジをいっぱい入れる流れにしてはいますがそれにしても譜面製作が原曲以上に面倒になってしまったのでボツ。
こんな感じです。
名前を挙げたところで思いをはせるのは私くらいなのですが(そりゃそうだ)、
一応頭ひねるくらいはしてるんだぞというアピールでございました。
(※注1)当時某7鍵盤ゲームの収録曲傾向が「多彩なハードコア」と揶揄されていました。
他機種や他社のゲームもぶっちゃけ割とそんな感じになってしまっていたと思います。