音けっと第10楽章 入手物感想

これはなに?

このページは、2065/6/14の音けっと第9楽章に参加して、後に各種SNSで入手した物の感想を書いていたのを、
体裁だけこのページ用にまとめて再掲したものです。
以下のセクションから文体が大きく変わりますが、文章そのものは元の感想文の最終バージョン(2026/7/21)から手を加えていません
下記で繰り返す通り推敲不十分なところは多いですが、あらかじめご容赦ください。
また、文責はナイラーにありますが、これはサークル「アルミビジョン」の人間としてではなく、一リスナーとしての率直な感想を書いたものです
少なくとも自らの利益のため他者を貶める目的で書いたのではないということ、ご理解頂いた上でご覧ください。

序文

この文章群は、私ナイラーが2026/6/14の音けっと第10楽章で入手した楽曲/作品の感想を殴り書きしたものである。
当然ながら私の主観や忖度が多分に入っていることを念頭にお読みいただきたい。
あわせて、文章の書き方の都合文中に出てくる人物や団体の名前には敬称はつけていない。
また他作業の合間に書き進めているものなので、文体統一や推敲など不十分になることが予想される。読む前にあらかじめこれらをご了承いただきたく思う。

M3や前回音けっとに引き続き、今回も入手物を聴いた感想を書いていこうと思う。

運営発表ではないが、今回はコロナ禍前の第4楽章ぶりに一般参加者の列ができていたとの情報があった。
またサークル参加の枠数もこれまでと比べてやや早めに満了しており、イベントの知名度が確実に上がってきているのがわかる。
そんな中ではあるがイベント自体はいつもの音けっとで、ギラつかず居心地のいい時間だった。

なお諸事情で予算がない中での参加になってしまったので、今回の購入点数はかなり少なめになってしまっている。
ご容赦いただきたい。

凡例

以下、各作品は次のような凡例で記号を付けている。
 通常の作品
 筆者とこのM3以前に明確な接点がある人の作品
 筆者が参加している作品

各作品の感想

◎6/22聴取分

□Four Directive - MTLP5
UDLRの別名義monoLRの5作品めのCD。
意図的に音空間を狭めた(=モノラルな)テクノを志向した名義で、ソリッドなサウンドを前面に押し出している。
アンビエントチックな音像がまったく失われているというわけではないが、こうやって攻め立てるような音の並べ方を聴いて、
氏の作風の新たな一面を知れたように感じた。

○nil-Glass - Melody of Pardon Night -月明かりの魔法使い-
ファンタジー系の作品を多く制作しているnil-Glassの作品。
作品の世界感に合わせて、手紙(というか封筒)を意識した特殊な装丁になっており、
先に曲を聴いてから歌詞カード等をチェックするとやや不穏なものを感じた。二人はもう出会うことはない?

◎6/23聴取分

□TO-MAX - 夢幻 -infinity-
行政書士業の傍ら作曲・音楽教育活動に取り組んでいるTO-MAXによる、歌声合成を使った歌モノアルバム。
氏は普段はレイヴィーなインストをよく作っているのだが、おおむねそれを下敷きに歌モノ化している。
イメージはなかったが、実際いつもの持ち味をそのまま出しながらうまく構成を組み替えて、
氏にしかできない、ビッグルームな歌モノとなっている。

◎6/27聴取分

□F-Kats - Always Delaying; Ghosts Justify Myself
Misskeyインスタンス出身で、そちらでいくつかコンピ系企画の主催もしているF-Katsの個人作品。
テクノというかエレクトロの要素が強く、内省的なサウンドが展開されている。

□takio's music - 降星奇譚
近年の音楽ゲームでの活躍が目覚ましいTAKIOの旧作アルバムで、
おそらく半SFのファンタジー系JRPG(ゼノブレイドみたいなテイスト)を意識して作られたサウンドトラック風の作品。
間違いなくVGMの文法で作られてはいるが、通常戦闘らしき曲で早速スラップベースが暴れ散らかしたり、
非常に細かい譜割りのシンセリードがいたりと、近年の音楽ゲームの作法が容赦なく取り入れられており、ちょっと主張が強いくらいに物語を彩っている。
バックストーリーが存在するので、それを踏まえて聴きなおすとまた別の聴こえ方もしてきそうだ。

◎6/29聴取分

○Diverse System - FIREWORKS:BACKDRAFT
「緊急作業用BGM」、FIREWORKSまさかの続編。(といっても私は前作入手し損ねたのだが……)
前作同様、消火器のピンを意識したシールが仕掛けられており、聴くためには不可逆に破ってしまわないといけないという装丁になっている。
物理ならではの不可逆性がいいなと思った。
内容としてはビッグビートやハードテクノなど、剥き出しのアシッドサウンドがけたたましく鳴る曲が多め。このあたりも緊急性というか焦燥感を狙ったんだと思う。

◎7/5聴取分

○nil-Glass - Bitters in love ~Acoustic ver~
nil-Glassのブースでおまけとしてついてきた無料配布作品の1つ。
原曲を知らないが、ベースの動きが際立つジャジーなアレンジで、ボーカルの声質によくあってるように感じた。

○nil-Glass - 空飛ぶあざらし、旅をする
同じくnil-Glassの無料配布作品で、作曲担当いしかわが個人製作していたボカロ曲を集めたもの。
2026年という時代に素直なピアノロックをやってるボカロ曲というのがかなり貴重な気がする。

○nil-Glass - となりのまほろば
同じく(中略)
当日別スペースにいたRiCOを含む、ボカデュオでのチーム製作を機に結成されたユニット「カナリアと止まり木」としての作品で、
ツインボーカルを前提とした、本編CDともまた違う形のファンタジックな歌モノ作品。

◎7/21聴取分

□軌道薬飴ODD - Fleeting Break
前回隣のブースだった軌道薬飴ODDのサークル主のLitsar.と売り子の双未ヒロキによるスプリットシングル。
音数少ない中シタールが印象的に響くBGM的作品。
ビジュアルに聴感を支配されすぎた感想かもしれないが、
リバーブをかけなくてもよく響くシタールの音と最低限しか鳴っていないリズム隊による空間構築が、
荒涼とした砂漠の風景を想起させる。

□軌道薬飴ODD - Relief with Coffee
上記と同じサークルから、同じくスプリットシングルで、こちらはカフェBGMを意識した作品。
歌声合成によるボーカルが乗っているが、歌うというよりは音程のついた語りのような形に(たぶん意図的に)抑えられていて、
仮に飲食店でそのまま流しても違和感ないような感じになっている。

おわりに

いかがだっただろうか。
これらの入手物は私自身の趣味趣向・および衝動が多分に反映されたラインナップなので、特定のジャンルや界隈への偏りは多分にあると思われるが、
拙文が読者の皆様のこれからの同人音楽ディグの手助けとなれば筆者としては幸いである。

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